身体の成長と栄養
骨・筋肉・関節は、休養、睡眠中に成長すると思っていただきたい。一日良いトレーニングをしたからといって、伸びるものではなく、運動量に応じた休養がなければ、成長率は少ない事を知っていて欲しい。 スポーツ選手の食事は、良い運動・休養とともに大切である。
毎日食べなくてはならない三大栄養素は、糖質・脂質・タンパク質であるが、強い身体造りには、タンパク質の摂取量と摂取するタイミングがポイントとなる。運動後のタンパク質の摂取は、少しでも早い方が良い。運動をすると関節・筋肉は炎症を起こし、血液も減る。炎症をおさえるためには血液の循環が活発にならないといけない。
また、血液不足は、風邪などのウィルスが入りやすい状態でもある。 筋肉もボールを力一杯投げたり、蹴ったりすると、筋肉繊維が3〜5本ほど切れる。運動終了後、約2時間ほどで切れた筋繊維は、強度が20%ほどアップして 再びつながる。切れてはつながりを繰り返して 筋肉は成長していくのである。
身体は、筋肉を再生するまでは、タンパク質を待っているが、その時にタンパク質を摂取しないと、待ち切れず、目の前に流れている赤血球のタンパク質を食べてしまうのである。 つまり、より早いタンパク質の摂取が、スポーツ障害の防止や身体の成長の促進に役立つのである。
練習前後に中間食をとるか、おにぎり、パン、果物100%果汁ジュースなど持参していただいてもOKです。